旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

九州周遊&姫路城改修見学+Belleホームゲームツアー・5日目

目が覚めると辺りが明るい。まだ目覚ましは鳴ってないはずなのに。寝坊したか。と思ったら電気をつけっぱなしで、掛け布団の上に寝ていた。前日はかなり体力を使ったので、寝落ちてたらしい。
布団にもぐって寝なおして、5時半に起床。テレビを見ていて、ふと気付いた。今日は土曜日じゃないかと。朝、乗る予定の7時22分のバス。前日に改めて駅前のバス停で時間を確認したが、あれは平日のはず。平日でもその1本しかないのに、土日は…
6時くらいに駅までチェックに行った。すると、やはりない。ホテルに戻り出発の準備をし、朝食は帰ってから、最悪列車の中でもいいやと、6時半前にホテルを出た。
元々、帰りのバス便はないので歩くルートはチェック済みだ。30分くらいかかるのも覚悟していたけど、20分くらいで降りる予定のバス停までは行けた。ただ、ここから軽く山登りだ。早朝で、まだ気温が低いとはいえ、汗かいた。

三の丸や三階櫓跡の石垣などを見ながら、ゆっくりと坂道を上り、天守台に到着。
出発前のチェックでは遺構は石垣のみの感じだったけど、虎口跡が発掘されていた。
それから二の丸、復原された北大手門などもゆっくりと見て回った。
天守台虎口跡


千人殺しと言われる石垣

歩いてホテルに戻ると時間にはかなりの余裕があったので、軽くシャワーを浴びて汗を流し、前日に買っておいたおにぎりを食べた。
9時前にチェックアウトし、延岡駅から特急「にちりん」に乗り、臼杵駅まで行く。気付くと宮崎県を出て、大分県に入っていた。1時間20分ほどで臼杵駅到着。
臼杵と言えば石仏。駅前にもいた。

路地を行くと目の前(目の上)に櫓が現れた。遺構である臼杵城卯寅口門脇櫓だ。これが良くて、いろんな角度から何枚も写真を撮ってしまった。

それから天守櫓跡、本丸跡などを見て、大手門まで歩いた。
天守櫓跡。

大手門の近くには、これも遺構の一つである畳櫓がある。
ここの城も期待以上で楽しかった。

再び、特急「にちりん」で今度は大分駅まで。大分はこの日の中で、最も時間が厳しいのに「にちりん」は5分遅れでやってきた。車内でさっさと昼飯を食べる。
宮崎のソウルフードらしい、じゃりパン。おいしかった。

30分ちょいで大分駅到着。この短時間で遅れはほぼ取り戻していた。助かる。
あまり時間がないので、駅員さんに「大分城はこっちの出口で大丈夫ですか」と聞くと、大分城の場所がわからないらしい。市役所と言い方を変えると通じた。大分城を目的に大分駅に降り立つ人はあまりいないようだ。
日が照っていて暑い中、かなりの急ぎ足で大分城(府内城)に向かう。無事に迷うことなく辿り着いたはいいが、櫓がけっこう上がっていて、どれが現存の櫓なのかがよくわからない。城内の地図もわかりづらい。
ようやく、わかりやすい地図を見つけ、現存櫓(人質櫓、宗門櫓)を中心に写真撮影。もう汗だくだ。

本丸人質櫓。


西丸宗門櫓を堀の外から。


西丸宗門櫓を西丸側から。


天守台。

大分駅に戻り、次に目指すは暘谷駅暘谷駅は特急が止まらないので、普通列車での移動だ。この日のスケジュールはいろいろな城を見ながら、ひたすら北上。30分弱で暘谷駅到着。

こじんまりとした駅。

駅を出て、城跡方面に歩き出すと、早々に海が見えた。

5分も歩かずに移築された暘谷城(日出城)鬼門櫓に到着。なんか、あまり古い感じはしない。城跡は学校になっているので、周りをまわって石垣などを見学。すると、目の前に海が。

この旅で、初めてまともに海を見た。

暘谷城祉は城下公園と呼ばれていて、ここの海で獲れるのが城下カレイだ。
ちなみに読みは、ようこくじょう(ひじじょう)。


天守台の石垣。


隅櫓(鬼門櫓)。古く見えないのは保存修理工事の途中段階だからだった。
屋根の左側の角が欠けているのがわかるかと。これは鬼門を避けるために角を欠いたもので、暘谷城以外では見られないものだそう。


現存のかまぼこ壁。

暘谷駅から普通列車で約10分、杵築駅で特急「ソニック」に乗り換えて大分県に別れを告げた。

普通列車


特急「ソニック」。

1時間で小倉駅に到着。九州をほぼ一周して小倉駅に戻ってきた。
駅を出て、歩いて小倉城へ。
小倉城の復興天守は、なかなかおもしろい形をしている。小倉城は多くの櫓の上がったかなり大きな規模の城だったようだが、現在それらの櫓はまったく残っていない。
それでも石垣はけっこう残っている。特に天守が乗っている石垣は見事だった。
復興天守


お堀と石垣。

これにて、この日の城探訪は終了。九州最後の訪問地は門司港駅小倉駅から普通列車で3駅、10分ちょいで到着。途中の門司駅に到着する時の乗り換え案内「本州方面」というのが、なんとも。
門司港駅最大の目的は、もちろんレトロな駅舎なんだが、ホームから改札へ向かうスロープの雰囲気もたまらん。駅舎もカッコ良かった。古い建物好きなんかな、やっぱり。港にも行ってみた。フェリー乗り場があり、本州もすぐそこに見える。海もいいなぁ。


門司港駅ホーム。これどこにもピント合ってないな。


この“終着駅”って感じも好き。


門司港駅舎。


関門海峡関門橋山口県


駅のトイレにあった“幸運の手水鉢”。歴史を感じる。

30分の滞在で小倉駅に戻り、夕食。10日もカレーを食べてないと無性に食べたくなるもんだ。駅前のすき家でカレーライスを食べた。
これで、まるまる4日間いた九州ともお別れ。九州ゾーン券ともお別れ。
そういえば、九州はエスカレーター右空けと関東バージョンだった。とはいっても、九州でエスカレーターを歩いてる人って、ほぼ見なかったけど。

小倉駅からは新幹線「さくら」で第2部のスタート地である姫路駅まで行く。ホームで「停車駅は新下関」って聞いた時、乗る新幹線を間違ってるかと思った。東京方面に向かうのに、下関を通るという違和感が。九州にいたんだと改めて実感した。

隣に人が来ることもなく、2時間弱で姫路駅到着。途中のセブンイレブンで、翌朝用のおにぎりを買って、ホテルへ。旅に出た時の朝食は、ホテルが朝食付きじゃない限り、基本コンビニおにぎりなんだが、毎回セブンイレブンの100円おにぎりに世話になってる気がする。この日も100円だったので、130円台のおにぎりを2個購入した。

チェックインし、部屋に入ると、帯はあるけど浴衣がない。そりゃないだろうと、フロントに電話。すぐに届けてくれたけど、電話の時に謝罪がなかったのは、客商売の対応としてどうなんだろう。
このホテルには大浴場がある。ということで、浴衣が来て、部屋で少し落ち着いてから行ってみた。そんなに人はいないだろうと思ったら、同じタイミングで学生らしき若者5人組が。全部で、10人くらいの人がいた。それでも、久しぶりにゆっくりと足を伸ばして風呂に浸かれて気持ち良かった。あがる頃には3人くらいになっていた。もう少し遅く来れば良かった。
翌朝は早いので、早めの就寝。