旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

九州周遊&姫路城改修見学+Belleホームゲームツアー・4日目

5時起床。この日もぐっすり眠れた。6時20分くらいにチェックアウトし、宮崎駅まで歩く。傘なしでは厳しいが、それほどの降りではない。
当初の予定では9時9分発の列車に乗る予定だったが、朝早く夜ゆっくりの方がいいと思ったし、最初の目的地である日南市の天気が朝早い方が雨量が少なかったので、6時49分発に乗ることにした。早起きは、まったく苦にならないので。
時間的に通学列車なのかなと思ったが、そうでもなかった。

日南線普通列車に揺られること1時間強で、飫肥駅到着。

外に出ると雨は降っているが、量はそんなでもなく、風もないので、厳しい感じではなかった。20分ほどで飫肥城大手門に到着。荷物を置いて、雨宿りしつつ水分補給。さらに周囲の写真撮影。

大手門から見た大手虎口の桝形。

まだ8時台。人は自分しかいないし、有料の場所はどこも開いてない(入る気はないが)。
旧本丸に向かって歩き出すと雨が本降りになってきた。
旧本丸への階段。旧本丸は杉が立ち並んでいる。

この雨の中を歩くのは、かなりきつかった。旧本丸にも門があったので、ここで再びしばしの雨宿り。

旧本丸北門。

出発を早くしたことで、滞在時間が1時間ほど伸びたので時間には余裕がある。
大手門に戻り、遺構の一つである藩校振徳堂の長屋門を見に行く。
現存の藩校振徳堂の長屋門

雨は強くなったり弱くなったりの繰り返しだ。
三度、大手門に戻り、古い街並みや鯉が放流された水路などを見ながら、駅に戻る。

途中でスーパーマーケットを見つけ、自分は観光で来ているが、ここで生活している人もいるんだなと、当たり前のことに気付かされた。

駅に着くと服にバッグに靴にと、ビチョビチョだ。特に靴下が気持ち悪かった。20分くらい待って、普通列車南宮崎駅まで行く。
飫肥駅で上下線に普通列車が。

この旅、ほとんど見られていなかったが、途中で長い時間ではないが、ようやくといった感じで海が見られた。


南宮崎駅からは予定していた1本前の「にちりん」に乗れた。でも、南宮崎駅に1時間いたことで、駅構内に停まっていた日南線専用の黄色い列車や「海幸山幸」用の列車の写真が撮れたので、良かった。待合室で昼食も済ませた。
特急「海幸山幸」号用車両。


ボディに“NICHINAN LINE”と入った列車。イルカのヘッドマークも。

南宮崎駅からは、特急「にちりん」で延岡駅まで行く。対向列車の通過待ちが多い。信号待ちも2回あった。特急らしくないと言えば特急らしくない。

1時間強で延岡駅到着。かなり強い雨が降っている。が、ここは駅前にホテルを取ったので、それほど濡れることなくホテルに入れた。とはいえ、予定を早めたのでチェックイン可能な15時までには1時間以上ある。ということで、大きな荷物だけフロントに預けて、延岡バスセンターへ移動した。

高千穂バスセンターまでの切符を買って待っていると、やってきたのは見事なまでの路線バス。観光バス然としたバスが来ると思っていたので、意表をつかれた。
発車時に乗っていたのは4人。しばらくすると、空が明るくなり始めた。途中、山の中の停留所で年配の女性が降りると、待っていたタクシーに乗っていった。あれは、電話で予約してるんだろうねぇ。ちょっとビックリした。
この1時間半ほどのバス旅、思いの外楽しかった。山に谷に川に橋にと、車窓の風景に飽きることはなかった。川水流駅前バス停からは高千穂鉄道の駅の名残も見えた。高千穂バスセンター到着までの時間、まったく長く感じなかった。到着する頃には雨は完全に止み、太陽が顔を出していた。


バス内からの風景

バスを降りて、まず向かったのは高千穂神社。雰囲気あったなぁ。お参りしようかと思ったけど、中で何か(お祓い?)やっていて、近づき難い感じだったので建物の写真を撮るだけで、外に出た。

高千穂神社本殿。


途中の道にあったマンホール。

続いて高千穂峡に向かう。予定していた道とは別に遊歩道があったので、そちらに行ってみた。しばらく下っていくと、水の音がし始めた。さらに進むと峡谷が見えてきた。きれいではあるが、心を動かされるほどではない。
先に進むと、ガイドブックにも載っていた神橋に着いた。



さらに進むと現れたのが、仙人の屏風岩。

そして、ついに最大の絶景ポイント真名井の滝に着いた。
ここは本当にきれいだった。遊歩道はアップダウンが激しく、かなり疲れたが、そんな疲れも吹っ飛ぶほどだった。ボートで散策している人もけっこういる。その中の一艘がクラッシュしまくりでなかなか視界から消えなかったが、全部のボートが消えた所で、チャンスとばかりに写真を撮った。
真名井の滝。


せっかく撮ったので、動画も。静止画とあまり変わらないけど。

少し休んでから来た道を戻る。途中で車道に出ようかと思ったけど、ガードレールがなく危険な感じがしたので、遊歩道を戻ったら、かなり体力を消耗した。汗だくにもなり、水分も足りなくなった。ということで、来る時にバスの中から見たコープへ。アクエリアスゼロが88円で売っていたので、買って飲みながら次の目的地、高千穂駅へ向かう。コープからはすぐの距離。
天岩戸神社にも行きたいとは思っていたが、バス便が少なくて行けるけど帰ってこられない。タクシーを使って行くほどの興味はない。元々、高千穂に来たかったのは、高千穂峡が見たかったのと高千穂鉄道(旧国鉄高千穂線)に乗りたかったから。ということで、最後は高千穂鉄道高千穂駅に行った。
2005年、台風による甚大な被害を受け、そのまま廃止の道をたどることとなってしまった高千穂鉄道高千穂駅周辺は線路も駅もしっかり残っていて、今すぐにでも運転を再開できそうな雰囲気ではあるのだが…
高千穂駅舎。


高千穂駅ホーム。


延岡方面に向かって延びる線路。

現在は、高千穂あまてらす鉄道として、スーパーカートの乗車や、列車の運転体験などが行われているようだ。僕が行った時には閉まっていたけれど。

再びコープで、翌昼用の買い物などをして、帰りのバスを待つ。
熊本から来るバスなので遅れるかもしれないという話だったが、早めに来た。座れなかったら嫌だなとも思っていたが、高千穂で降りる人も多く、車内はけっこう空いた状態で出発した。やってきたバスは観光バス仕様だった。


帰りの切符。

行きと違い、新道(自動車専用道路?)を通るためバス停は少なく、時間も短い。1時間で延岡バスセンターまで戻ってきた。
延岡駅

ホテルにチェックインし、すぐに夕食といきたいところだが、サッカーのW杯予選の日だったので、試合が終わってから近くのファミレス「ジョイフル」に行き、この旅初めてのまともな食事をとった。

宮崎なのでチキン南蛮定食。ご推察の通り一切れ食べちゃいました。

それにしても、雨が止んで本当に良かった。傘を持っての高千穂峡はかなり厳しかったと思う。飫肥はかなり厳しかったけどね。