旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

九州周遊&姫路城改修見学+Belleホームゲームツアー・3日目

6時起床。前日、サンライズ車内でよく眠れなかったせいか、疲れのせいか、枕が変わっても途中で目が覚めることなく、ベッドサイドの目覚ましで起きた。
おにぎりを食べ、洗面を済ませ、7時過ぎにホテルを出て、八代城へ。

ホテルから八代城までは徒歩で2、3分。
遺構は石垣と水堀くらいということで、あまり期待はしてなかったけど、立派な石垣がけっこう残っていて、見応えあった。
水堀が一周丸々残ってるのって、そんなに多くないんじゃないかな。
結局、一周半した。


廊下橋から見た大天守


石垣と泊まったホテル(α−1)。

1時間くらいフラフラしてからホテルに戻り、チェックアウト。バスで八代駅に戻る。
前日同様、特急「くまがわ」で肥薩線を行く。
八代駅の0キロポスト。

前日は左側に座ったので、右側の席に着く。今日も球磨川の流れは、そんなに急には見えない。


始発が熊本駅なので、やや心配したが、余裕を持って席は確保できた。
出発して間もなく、予報よりかなり早く雨が降り出した。本降りではないものの、厄介な感じだ。
客室乗務員の女性が、ワゴンで食べ物やおみやげを売りに来たり、観光スポットの案内をしてくれたりする。飴のサービスもあった。しばらくして、包み紙の回収に来たので「記念に持って帰ります」と言うと「今だけですからね。もう1つ持って来ましょうか」と言って、さらに2個くれた。
JR九州25周年の飴。味はオレンジだった。

人吉駅からは「いさぶろう」に乗り換える。

普通列車ではあるが、指定席もある観光列車だ。
車内。

運転席からの映像が見られるモニターも付いている。


記念乗車証。

人吉駅から大畑駅は最初の注目スポットであるループ線スイッチバック
ループ線の中にスイッチバックがあるのは、全国でもここだけ。これは、楽しかった。

 


わかりづらいと思うけど、動画も。見る時は連続で!


大畑駅


ループ線の頂上から見た、大畑駅スイッチバックの線路。

続いて矢岳駅。
ここにはSL展示館があり、D51が展示されている。もちろん、見物。


駅舎も古い感じで良かった。

矢岳駅を出て肥薩線で最も長い矢岳トンネルを抜けると日本三大車窓の一つに数えられる展望が広がる。ここでしばらく列車は停車し、景色を楽しむ時間を取ってくれる。
客室乗務員の女性からは「どうぞ窓を開けて撮影してください」のアナウンスが。発車する時になると今度は「窓を閉めてください」と。なんでだろうと思ったら、発車すると葉っぱというか枝というかが窓に当たる音がバチバチと。開けっぱなしだと危険なんだと納得した。

日本三大車窓。天気が良ければなぁ…

 


動画も。

真幸駅では2度目のスイッチバック

駅名から入場券が人気の駅でもあるが、真幸駅無人駅なのでここでは買えない。ホームにある“幸せの鐘”も恥ずかしながら鳴らしてしまった。

吉松駅で「いさぶろう」とはお別れ。ここからは鹿児島中央駅行きの特急「はやとの風」に乗り換える。これも観光列車で、女性の客室乗務員が案内してくれる。


車内。

大隅横川駅は明治36年の開業当時からの駅舎が残る。ホームに降りて写真撮影。駅舎まで行くのはちょっと厳しかった。

八代駅を出発してから3時間、嘉例川駅で下車。


嘉例川駅を出発する特急「はやての風」。

嘉例川駅も明治36年の開業時の駅舎が残る駅だ。
ここで降りた人は10人くらいいたけど、駅自体が目的で降りたのは自分だけだった。
雨も小康状態になり、趣のある駅舎をゆっくりと写真撮影。次の列車まで30分ほどあるので、駅前の公園で買っておいたパンを食べた。駅周辺では、ウグイスがはげしく鳴いていた。

嘉例川駅の駅舎。


駅舎内。


明治36年1月の標。

ここからは普通列車隼人駅まで行き、肥薩線の旅は終了。
つり革がおもしろかったのでパシャリ。

肥薩線は観光路線ということで、先にも書いたように名前付きの列車には客室乗務員が乗車し、案内などをしてくれる。
また、大畑(おこば)、矢岳(やたけ)、真幸(まさき)、大隅横川(おおすみよこがわ)、嘉例川(かれいがわ)の各駅では4、5分停車して、写真撮影や見物ができるようになっている。
さらに、日本三大車窓ループ線の頂上でもしばらく停車して、車窓を楽しめるようになっている。
多少の視界の悪さはあったが、雨の影響をほとんど受けない車内での観光を存分に楽しんだ。

隼人駅からは普通列車鹿児島中央駅まで行く。約30分で鹿児島中央駅到着。
古い鉄道ファンとしては西鹿児島駅と言った方がしっくりくる感じだが、九州新幹線の部分開業とともに鹿児島中央駅と改称された。

着く直前に日差しも見えてたので、傘なしで行けると思ったが、到着して外に出てみると傘なしでは無理なくらいの雨が降っていた。
バッグの底から折りたたみ傘を出して、歩いて天文館へ向かう。と、途中から本降りに。こんなことなら市電を使えば良かったと思ったが、もう半分以上は来てたので、途中で一休みして濡れながら歩いた。20分くらいで、なんとかアーケード街に辿り着いた。

島田荘司氏の『灰の迷宮』で、吉敷と茂野恵美が出会った天文館通り。

キョロキョロ、フラフラ(見物していたのであって迷っていた訳ではない)してると、案内のおっちゃんに声を掛けられ、地図をもらい周辺の説明を受けた。これは、助かった。
休憩スペースのような所でベンチに腰掛け、もらった地図を見て、その後の行動を決めた。
まずは鶴丸城跡を目指して再び歩き始めた。アーケード街を出ると、雨は止んでいた。さらに10分くらい歩いて鶴丸城に着いた。
ここはあまり遺構がない。水堀も全面水草(?)に覆われていて、水はまったく見なかった。


鶴丸城大手門跡。

再びアーケード街に戻り、かき氷の白熊でお馴染みの“むじゃき”へ。とは言っても、食べる訳でもなく、店の写真だけ撮ってUターン。


有名人のサインもいっぱい貼ってあった。

帰りは、天文館通電停から市電に乗って鹿児島中央駅に戻った。

滞在時間わずか2時間半、鹿児島とはあっという間にお別れ。鹿児島中央駅で特急「きりしま」に乗り、一気に宿泊地である宮崎へ向かう。

鹿児島駅で、ほとんどの席が埋まった感じだ。
いつも通り左側の席に着いて外を見ていた。すると、レッドエクスプレスの姿が。急いで写真を撮った。


で、落ち着いてから、ふと今度は右側の窓を見ると…。ん、これは桜島ではないか! ほどなく「右側に桜島」という車内放送があった。鹿児島に来たのに、桜島を見ないで帰るところだった。危ない、危ない。
「きりしま」車内から見た桜島

九州の特急列車、車内が間接照明って言うのかな、天気が悪いと手元が暗い。景色が単調になった時用に文庫本を持って行っているが、これでは読みづらい。と思っていると、頭の上に読書灯(?)があるではないか。さっそく点けてみると、トンネルに入っても手元が明るくて、これはいい。
787系車内の読書灯。

約2時間で宮崎駅到着。

ちょっとわかりづらいけど宮崎駅

外に出ると雨は降っていたが大したことはないので、傘はささずにホテルまで10分ほど歩いた。
チェックイン後、前日同様買い物。近くのコンビニで翌朝用のおにぎり、スーパーマーケットで夕食用の3割引き弁当、翌昼用のパン、ポテチなどを購入してホテルに戻った。
エレベーターホールには、ご自由にお使いくださいのファブリーズが。これはありがたい。下着類やシャツは着替えを持ってきているがジーンズは履いている物だけだ。さっそく部屋に持って行って、ジーンズにシュッシュッ。汗を一掃(したつもり)。
宮崎、民放が2局しかなかった…
フロントでもらった番組表。