旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

北東北&函館の旅・2日目

6時くらいに起床。窓の外を見ると雨は見えない。降っていても大した雨ではなさそうだ。
6時40分くらいに1階に下りて食事のコーナーに行くと、朝食の時間は6時半からだけど、もうけっこうな人がいた。
おにぎり2個に、スクランブルエッグ、ウィンナー、スパゲッティサラダ、バターロール爽健美茶を持って窓際の席へ。
外を見ると雨は降ってはいるものの、行動に大きな影響を受けるほどではなさそう。
朝はやっぱり米が食べたいということで、バターロールだけにしたけど、パンがとっても豊富。ここの無料朝食はいい。

部屋に戻ってから洗顔などを済ませ、7時20分くらいにチェックアウト。
大きな荷物をフロントに預けて、五稜郭へ。
その前に駅に行って、青森駅までの特急券を買い(自販機で買ったら新青森駅までの切符しか買えなかった)、駅前のポストに絵ハガキを落とした。

函館駅前電停まで戻り、市電で五稜郭公園前まで。
左に泊まったコンフォートホテルがちらっと写ってる。

電停の名前は五稜郭公園前だけど、ガイドブックによると公園の入口にある五稜郭タワーまで15分とある。前でもなんでもないじゃん。
五稜郭に向けて歩きだすと歩道に「ふしぎな石」なる物が…
さっそく手で触れ「これからの旅で雨に祟られませんように」と願った。

ふと気付くと、目の前に五稜郭タワーが。
石に願ったり、タワーの写真を撮ったりしたけど、10分弱で着いた。


五稜郭
中を歩くのはけっこう楽しかったけど、中にいるとさすがに全体の形はよくわからない。

お堀端にいたのは鳩ではなくカモメ(ウミネコ?)。さすが海の近く。


復元された箱館奉行所

一通り歩いて、五稜郭タワーへ。
五稜郭の全体像が見られるように建てられたという五稜郭タワー。たしかに五稜郭全体が見渡せるし、函館山などの眺望もいい。
ただ、あの高さだと全体をカメラに収めるのは難しい。
全体像。


紅葉もそれなりに楽しめた。


ガラス張りの床の上にも立ってみた。


昨日、行くのを断念した函館山

次の電車の時間もあるので、早めに降りて電停に戻る。
帰りの市電内は中国人観光客でいっぱいだった。
ホテルで荷物を受け取り、早くも北海道を脱出。
スーパー白鳥26号」の3号車(自由席)は、50%くらいの乗車率。別の特急の遅れの影響で、4分遅れで函館駅を出発。
ホテルから駅の間は、けっこうな雨風だったけど、五稜郭駅を出る頃には薄日も射してきた。
車内で、青函トンネル通行記念のオレンジカードを売っていたので見せてもらったけど、「北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」の3種類で、どれも「北斗星青函トンネルを通過したことを証明」などと書いてあり、「スーパー白鳥」で通過した自分には違うなということで、買わなかった。
青函トンネルの最深部、行きはよくわからなかったので、帰りは動画を撮ってみた。


トンネル内の照明が、青、青、青と来て、次の緑の所が最深部。

青函トンネルを出ると、天気はくもり。明るい中で見ると、蟹田駅にはけっこう立派な待合室があったけど、下りホームのみ。やっぱり、利用しなくて良かった。

約2分遅れで青森駅到着。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸を見に行こうかと思っていたけど、ものすごく細かい霧雨が降っていたのでやめて、遠くから写真だけ撮って駅に戻った。
八甲田丸。


青森ベイブリッジ

青森駅からは普通で弘前駅へ。

新青森駅でけっこうな人が乗ってきて、ロングシートはほぼ埋まった。
大釈迦駅で反対側のホームに、リゾートしらかみが来た。明日、初対面するはずだったのに、ちょっと早い初対面となった。
定刻通りに弘前駅到着。

最初のプランでは、黒石つゆ焼そばを食べに行こうと思ってたんだけど、店が駅から遠そうで、1時間程度の滞在時間じゃちょっと厳しいなということで、やめた。
で、弘前駅周辺でお昼を食べようかなと思ったけど、これといった場所もない。
ということで弘前城周辺で食べるかと思い、どこまで乗っても100円の土手町循環バスで弘前城に向かった。
雨は完全に止んでいる。

市役所前バス停で降り、市立観光館などがある場所に。軽食と書いてあったので、その場所に行ったけど、お昼になるような店じゃなかった。
で、あっさりと昼食抜きを決定し、この旅ダブルメインイベントの1つ目、弘前城へ。

いきなり最初の門から、重要文化財の追手門。
門を通り、お堀の所まで行き、お堀を渡ると、またも重文の南内門。
やっぱり、現存の建造物が多いと、テンション上がるわ。
二の丸に入り、まずは未申櫓。隅っこの隠れたような場所にあるせいか、これも重文なのに近付く人は一人もいなかった。
二の丸を歩いて行くと、目の前に天守が現れた。
これで12ある現存天守(国宝4城、重文8城)全部を見たことになる。完全制覇!
本丸に入るには入園料が必要。300円を払ってパンフレットをもらい、本丸に入る。
現存天守=土足禁止が当たり前だと思ってたけど、ここは靴のまま入れた。これって、たぶん現存天守では初めてだと思う。
現存天守=急階段は、ここも同じ。けっこう怖かった。天守内は狭かったなぁ。
天守の天井

本丸では、よさこい大会のようなものが催されていて、ギャラリーがいっぱいだし、騒がしいので、早々に北の郭に移動した。
さらに四の丸に出て、亀甲門(北門)を見る。これも重文。
門というのは、城の構造上、たいてい曲がり角のような所にあるので、正面から写真を撮れることは、まずない。でも、この北門の前(というか裏)には四の丸が広がっているので、フィルムカメラでも真正面(真裏面?)から撮影できた。
来た道を北の郭の方に戻り、丑寅櫓を見、東門、東内門(すべて重文)と見て、再び天守と再会。
最後に、もうひとつの重文の櫓である辰巳櫓を見る。これは未申櫓以上に端っこの木々に隠れた感じに場所で、好きな人じゃないと来そうもない雰囲気。当然のごとく、写真も撮りづらい。

辰巳櫓。

途中でトイレに入ると、このような物が。
北国では、便器も凍結するのね。
最初に通った追手門を出て、弘前城とはお別れ。
外堀にある三方の門を回ったこともあり、けっこう歩いた。
飯の時間削って歩きまわったけど、もう少し時間あっても良かったかも。バス降りて、すぐに城に向かえば良かったんだなぁ。
でも、存分に楽しめた。いいわ、弘前城
弘前城の他の写真は別ブログの「訪れたお城の写真を」で。

土手町循環バスに再び乗りこみ、駅に戻る。
しか〜し、バスは弘前バスターミナルに10分も停車するということで、降りて駅まで歩く羽目に。割と余裕を持って、城を後にしたはずなのに、あんまり余裕なくなった。
すぐに、駅の反対側に行き、弘南鉄道に乗る。

切符には、改札口で鋏を入れられた。こんな体験いつ以来だろう。

当初は、前にも書いたように焼そばを食べに行くつもりだったけど、やめたので、ただ弘前駅黒石駅の間を往復するだけになっちゃった。
まあ、鉄道好きとしたら、めったに行くことのない、地方の私鉄は乗りたくなるよね。
乗った車両が旧東急車両ということで、車内にはこんな物も。
渋谷109の広告がついたつり革。

黒石では、弘前で買った絵はがきを書いてポストに落としたのと、駅に隣接するコープで飲料などを買っただけ。約20分の滞在で弘前に戻った。

弘前駅では5分の乗り換え時間。早足でホームの移動を行い、無事に予定していた列車に乗れた。
で、気付いたら秋田県に入ってた。本州最後に来たのが秋田県。これで本州全都府県を制覇。残るは九州・沖縄のみ。
特急ならまだしも、普通列車ロングシート秋田駅までの2時間40分、かなりきつかった。お尻がね。

20時過ぎに秋田駅到着。夕食所をチェックしてから、コンフォートホテル秋田にチェックイン。昨日に続き、コンフォートホテル。
荷物を置いて、すぐにホテルを出て食事へ。
駅構内にある「秋田比内地鶏や」で夕食。昼を抜いたこともあり、やや奮発して秋田名物である比内地鶏(日本三大地鶏のひとつ)の親子丼と稲庭うどん(日本三大うどんのひとつ)のセットを食べた。

「卵、半熟なのでレンゲで食べてください」、卵はとろっとろ、鶏肉は弾力があって香ばしい。いや〜おいしかった。
稲庭うどんは、つるつるしこしこ。コシがあるって言うのかな、おいしかったけど僕には硬すぎる感じがした。
店員のお姉さん、めっちゃきれいだった。日本美人というよりは、佐々木希加藤夏希のような、西洋風の美人だった。
写真撮らせてもらいたかったけど、言えなかった…

食べ終えてからは、寄り道もせずホテルに戻り、お風呂に入り、ゆっくり休んだ。