旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

北東北&函館の旅・1日目

今年は「北東北・函館フリー乗車券」を利用しての旅。

雨は覚悟してたけど、起きた時から外は本降り。これじゃ、家から駅までが思いやられるわと思った。
5時半くらいに出発。けっこう、靴が濡れた。

上野駅の新幹線ホームは、新潟のおじさんを出迎えるのに何度か来てるけど、乗るために来たのは20年ぶりとかかもしれない。
最初の列車は、上野駅6:34発「はやて11号」。
実は、東北新幹線に乗るのは初めて。
上野駅は始発駅じゃなくなったので停車時間が短く、しかもホームいっぱいいっぱいに止まるので、写真が非常に撮りづらい。

定刻通りに出発。
上野駅に着いた時は暗かったけど、地下から出ると空は明るくなってた。
そういえば、新幹線の車内検札ってなくなったんだよね。楽と言えば楽。
大宮駅でも隣に人は来ず、ゆっくりと昨日買っておいた、おにぎりと串唐揚げで朝食。
いや〜、早いね新幹線。車窓を見てる分にはそんなに早く感じないんだけど、気付いたら埼玉を通過していて、あっという間に仙台駅に到着。
けっこう空いてた車内が、仙台駅で混んだのにはちょっとビックリした。
定刻通り(8時58分)に、最初の目的地である盛岡駅到着。

7分の乗り換え時間で、どこまで乗っても100円のバス「でんでんむし」で盛岡城跡公園へ。


雨は降っているものの、小雨な感じで歩くのには、ほぼ支障なし。
盛岡城に来るのは、自分でもビックリの19年ぶり。そんなになるんだぁ。
石垣は、けっこう立派(どこまでが遺構なのかわからないけど)。
あの時は、カメラを持ってきてなかったので写真はない。
今回はフィルムカメラデジタルカメラ両方持参している。
盛岡城(不来方城)。

帰りは歩いて盛岡駅まで。15分強かな。
開運橋。

盛岡駅からは、いわて銀河鉄道東北新幹線盛岡駅八戸駅間が開業した際に経営分離された旧東北本線

降りたJRの駅とは改札が違い、けっこう距離があったので、ギリギリ気味にホームに到着。
入札のスタンプが“銀河鉄道”で、ちょっとリッチな気分。
JR時代も盛岡駅までしか乗ったことがないので、初めて乗る路線。
車内のトイレは洋式で、大便をするのが楽だった。
途中、目時駅(正式には金田一温泉駅目時駅間の県境)からは、青い森鉄道となる。やはり東北新幹線開業の影響で誕生した第3セクターで、旧東北本線
青森県に来たのは、初めて。
八戸駅で下車し、八戸線に乗り換える。こちらはJR。
なんか複雑。こんなところにも、僕が新幹線を好きじゃない理由がある。
待っていた(本当は待ってたら入ってきた)列車は「リゾートうみねこ」号。
車内はシートが1列+2列で広く、窓も大きく展望もいい。また和風な車両も1両あり、畳敷きのシートに座布団という仕様。
正直、こんな車両があることも知らなかったので、ちょっと感動した。
本八戸駅まで、わずか2駅しか乗れなかったのが、残念…
本八戸駅にポスターが貼ってあり、日にち限定で1日1往復しているということで、かなりラッキーだった。


本八戸駅。旧八戸駅で、こちらの方が八戸市の中心街には近い。
ここでも雨は降っていたが、歩くのには問題ない程度。
時間があまりないので、かなり早足でみろく横町まで歩き、めん匠の八戸ラーメンで昼食。

煮干しベースのしょう油スープは、あさっりしていておいしかった。麺はすんごい縮れ麺。

会計を済ませると、おつりと一緒に飴をくれた。
来る時には通らなかったみろく横町を歩くと、丸型ポストを見つけ撮影していると、何かが落ちた。
なんだ? と思ったら腕時計だった。時計とバンドを止めている金具が外れたようで、その金具も見つからなかった。
元々、時間を気にする旅先以外では腕にしないので、ポケットにしまった。

駅方面に戻り、八戸城跡。
まったくもって、どれが遺構なのかわからない。あんまり見るところもない。
こんなことなら、最初にそんなに急いで歩く必要なかった。時間余っちゃったよ。
八戸城跡。

本八戸駅の待合室で時間をつぶし、八戸駅に戻る。
再び、青い森鉄道青森駅まで。
野内駅直前でこの旅で初めて海を見た。と思ったら野内駅で制服軍団が乗ってきて、視界は完全に遮られた。
青森の女子高生、ほぼ100%黒のストッキング(たぶん)着用。校則なのか?

青森駅では6分の接続で、あわただしく特急「スーパー白鳥25号」に乗り換え。
スーパー白鳥」。撮ったのは函館駅
今回、利用しているフリー乗車券では特急には乗れない(特急券を買えば乗れる)が、海峡線の蟹田駅木古内駅間は特急しか走ってないので、その区間のみを乗る場合は特例として特急料金なしで乗れる。しかし、その前後とまたがって乗る場合には、乗車全区間の特急料金を払わなくてはならない。
当初の計画では、蟹田駅まで普通列車で行き、蟹田駅から函館駅まで特急に乗ろうと思っていた。しかし、函館での滞在時間というか到着時間、380円しか料金が変わらないことなどを考え、青森駅から特急に乗ることにした。
蟹田駅は車内から見ると、なんにもない駅。けっこうな雨の中、あんな所で30分以上も待つプランにしなくて良かった。
車内放送と車内表示では青函トンネルの説明をしてくれる。
シートの後ろには、こんな説明書きも
青函トンネルが近づいてくると、トンネルに入るたびにトンネル名が表示され「次が青函トンネル」の次は「青函トンネルに入りました」の表示。
最深部では青と緑のライトが点灯していてといった説明はあったものの、あっという間の出来事でわかりづらかった。ピンポイントということで、表示も出ないし。
竜飛海底駅に停車。トンネル見学をしてきた方たちの乗車のみで、下車はできない。
僕が乗っていた2号車(自由席)には、6、7人乗ってきた。
17時7分、ついに初の北海道上陸。青函トンネルを出ても、真っ暗でほとんど何も見えないけど。

函館駅には17時54分着。ホテルで書こうと、駅前のおみやげ屋で絵ハガキを購入してホテルへ。
今宵の宿は、コンフォートホテル函館。函館駅からは数分、市電の函館駅前電停は目の前という立地。
けっこう雨も強くなっていたので、チェックイン時にフロントの人に「このくらいの天候だと函館山からの夜景はどうですかね」と訪ねると「曇ってて難しい」という。
さらに「外に出て左を見ていただいて見えれば」と言う。つまり、こっちから見えなければ、向こうからも見えないということだ。

部屋で少し落ち着いて、すぐに外出。外に出て、函館山方向を見るが明かりひとつ見えない。
元々、今回は北海道に足を踏み入れること自体が目的だったし、夜景もどうしても見たいという感じじゃなかったし、さらには風も強くなってきてたので、あっさり函館山行きは断念。
食事をしに滋養軒へ。

函館山に行く分のバス代が浮いたし、腹いっぱいにしたいので、函館ラーメンだけでなく焼き餃子も頼んだ。

澄んだきれいなスープがおいしかった。全部飲み干した。餃子もフツーにおいしかった。
ラーメン屋のラーメンを食べること自体、すごく久しぶりなのに1日2杯とは、初の経験だ。
函館山に行かなかった分、時間にも余裕があるので、少し買い物をしていこうかなと、時間を確認するために時計を見ると6時!? 止まってるじゃん。電池を変えてからそんなには経ってないはずだから、落とした時のショックで壊れたのか。よく見れば、文字盤のガラスもちょっと割れてるし。
予備の時計持っていって良かった。
コンビニでおやつを買い、明日の朝ゆっくりしようと、おみやげを買ってホテルに戻った。

ホテルではテレビを見つつ、しばらく会ってない友人などに絵ハガキを書いた。