旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

仙台日帰りの旅

何度か旅を共にしているSくんから、青春18きっぷを使って日帰りで仙台に行けないかという相談(?)があった。
一度は無理と答えたものの、鉄道好き、時刻表好きの血が騒ぎ、時刻表をペラペラ。
すると、日帰りは問題なく可能だし、仙台以外の場所に寄るプランもできた。
それをSくんに提示し、いくつかあったプランの中のひとつを実行することに。

地元駅の始発に乗り、南越谷駅青春18きっぷに日付を入れてもらった。武蔵野線京浜東北線と乗り継いで大宮駅へ。
ここから、ようやく旅っぽくなる。まず東北本線普通列車黒磯駅まで行き、さらに東北本線で最初の目的地である白河駅へ。

駅からすぐの所にある白河小峰城を見学。僕は4年ぶり2度目の訪問。
しか〜し、御三階櫓は見事に工事中で、前回に続き、中には入れなかった。

そこで、前回は行かなかった裏の方に回ってみると、堀もあって、なかなかいい感じだった。


途中には本物っぽい石垣も。


隣接しているバラ園も見て、トンボとも戯れた。
1時間弱、たっぷり楽しんで駅に戻る。

再び東北本線で北上。郡山駅で乗り換えて福島駅へ。ここでは1時間弱の時間があるので、仙台で時間がなかった時に備え、萩の月などをお土産に購入した。さらにマクドナルドで昼食を買い、ホームのベンチで食べた。すると、余裕をぶっこきすぎたか、食べ終わる前に次に乗る列車の発車時刻が来てしまい、仕方なく持ったまま乗り込んだ。そして、車両と車両の連結部分で食べきった。乗客数はけっこう多かったので、かなり気まずかった。

40分ほどで、2つ目の目的地である白石駅に到着。ここでもお城見学。駅前のポストにはお城の模型が乗っていた。


白石城へ向かう道の途中、ファミマの店頭に大量の薪が積んであってびっくりした。芋煮用の薪らしい。芋煮というと山形のイメージだけど、白石でもやるんだね。

歩いて10分ちょいで白石城に到着。
きれいな天守が復原されている。


すぐ隣には鐘堂も。
それほど見るところも多くはないので、30分強の滞在で、十分に楽しめた。

駅に戻り、またまた東北本線で最後の目的地である仙台駅まで。50分ほどで到着。ここからはバスで仙台城跡へ。
目の前でバスが行ってしまい、かなりのタイムロスに、ちょっとイライラ。次の観光シティループバス<るーぷる仙台>に乗り込むと、観光ルートを巡るせいか、けっこうな大回りで、また若干イライラ。30分くらいかかって、ようやく仙台城跡(青葉城跡)バス停に到着。
歩いて仙台城へ。テレビでは何度も見ている伊達政宗の像を生で見て、写真を撮った。

しか〜し、遺構である本丸の石垣は大規模な工事中で、ちゃんと見られなかった。

あまり長居はせず、途中の石垣などを見つつ坂を下り、復元された隅櫓まで。

すぐ隣には、大手門跡の石垣も。
かなり立派。

けっこう途中でイライラしたけど、帰りのバスの時間まで、なんだかんだで帳尻はあった。バスが来るまでの時間に、橋まで行き、広瀬川を見た。
まぁ、歌っちゃうよねぇ「♪ひろせ〜がわ〜 流れる岸辺ぇ〜」。

仙台駅に戻り、土産物屋など見て、夕飯に駅弁「牛肉の味噌焼弁当」を購入した。

来た道を戻ってもおもしろくないし、乗り換えも多いので帰りは常磐線で。仙台駅で乗った列車は混んでいる上にロングシートだったので、さすがに駅弁を食べるのは無理。ということで、終点のいわき駅まで約3時間お預け。いわき駅で上野行きに乗り換え、その中のボックスシートでようやく食事タイム。時間は20時を回っていた。駅弁は、なかなかの美味だった。
いわき駅から、さらに3時間半。23時過ぎにようやく北千住駅に到着し、東武線に乗り換えて帰ったきた。

約19時間の旅は、日帰りとは思えない、なかなかの充実度だった。