旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

茨城の城&袋田の滝の旅

甲子園の旅で使った青春18きっぷが1回分余っている。
どうしようかと思い、常磐線沿線の城を見て、日本三名瀑のひとつ袋田の滝を見に行くプランを作った。

友人のSくんも一緒に行くことになり、早朝5時半に出発。
北千住駅青春18きっぷに日付を入れてもらい、スタート!
常磐線普通列車に乗り込む。早朝なので、車内はガラガラだ。
4年間通い慣れた佐貫駅も過ぎ、最初の下車駅である土浦駅に到着。

歩いて土浦城へ向かう。
歩道には土浦城の絵が埋め込まれていて、城下町だということを感じる。
15分ほどで土浦城址である亀城公園に到着。
3つの門が現存していて、西櫓が復原されている。
静かな朝、ひとつひとつの門をじっくりと見学し、写真撮影。
すると、足元に毛虫軍団が! Sくんに教えられるまで、気づかなかった。
西櫓


太鼓櫓門


霞門。

すぐ隣では東櫓の再建工事が行われていた。今年中に完成予定ということで、もう少し遅く来れば良かった。

土浦駅に戻り、再び常磐線水戸駅まで。
どこかのポスターで、偕楽園駅に停まるようなことが書いてあるのを見たので、停まったら偕楽園に行こうと話していたが、あっさり通過した。ということで、当初の予定通り、水戸駅で下車。
改札を出ると、黄門様一行の像が出迎えてくれた。

水戸城址めぐり、まずは弘道館まで歩いた。建物の中にも入ってみたが、靴を脱ぐときにすのこの上に土足で乗ってしまい、しっかり怒られた。中は、特に何ということもなかった。


続いて薬医門が移築されている水戸第一高校へ。敷地内ということで、やや気が引けながらの見学に。あまり長居はせず、写真を撮って退散した
両サイドや奥に見えるのは、学校の建物。

本丸と二の丸の間の堀は、水郡線として使われている。
けっこう深い。左が本丸で右が二の丸。

水戸駅に戻り、今度は水郡線。乗るのは初めて。車両はローカル線ではおなじみの白と緑の気動車だ。ひとり掛けボックスシートがあったので、向かい合って座った。
水戸駅を出ると、早々に先ほど上から見た水戸城のお堀を走る。車内から見ても、やはり両サイドは高い。
車窓はどんどんと単調になっていき、朝早かったこともあり、睡魔にも襲われた。沿線の家は、お城の破風のようなものを携えた立派な家が多い。
1時間ちょいで袋田駅に到着。

改札を出ると、すぐに出発するバスがあったので、乗り込んで袋田の滝へ。
バスを降り、土産物屋が並んだ道を歩いていくと観瀑台へ向かうトンネルがある。ここの入り口で100円払い、トンネルへ。そのトンネルを抜けると、目の前には圧倒的な迫力の滝が。とにかく近いので迫力がすごい。
写真じゃ伝わらないよなぁ。

当然、水しぶきも飛んでくる。

観瀑台の床には水たまりも。


角度を変えて。

トンネルを戻り、まだ時間もあるので山登りをすることに。月居城跡など見て回った。気づくと、けっこう高いところまで来ていた。かなりの絶景だった。

ラジオのCMで聞き慣れた、野鳥の“聞きなし”も楽しんだ。疲れたし、汗だくにもなったけど、滝を上の方から見ることもできて、なかなか有意義な1時間だった。

帰りはその勢いで、駅まで歩いた。30分以上かかり、かなり疲れた。
袋田駅。行きはすぐバスに乗ったので時間がなかったけど、帰りは次の列車まで時間があったのでゆっくりと。さすがに観光スポットだけあって、待っている人の数は10人を超えていた。


やってきた水郡線に乗り、水郡線の郡である郡山駅まで行く。ちなみに水郡線の正式な区間水戸駅安積永盛駅の間で、安積永盛駅郡山駅の間は東北本線

郡山駅で強烈な腹痛に襲われ、参った。トイレから出てきて、次の列車の発車時刻を見ると、黒磯行きのはずが新白河行きとなっていて、激しく動揺した。乗り込んだ車内での放送もよく聞き取れなかったが、先の大雨の影響で新白河駅黒磯駅の間がまだ不通になっていて、バスで代行しているということだった。
新白河駅で降り、駅前で待機しているバスに青春18きっぷを見せて乗り込んだ。ふたり並んで座ることができた。窓の外は真っ暗で、どこをどう走ってるのか、まったくわからない。まぁ、見えていても、わからないんだが。
意表を突かれたけど、貴重な経験ができた。

黒磯駅で食事をと思っていたけど、駅の店は全部閉まっていた。次の列車を見ると、宇都宮行きで、上野行きまではまだ時間があるので、近くのヨークベニマルに食料を調達しに行った。パンやコロッケなどの総菜を買ってきて、車内のボックス席に陣取り、夕食作り。なかなか楽しい時間だった。
黒磯駅を出発して2時間半以上、ようやく上野駅まで戻ってきて、旅は終了。

日帰りではあったけど、丸一日、内容は濃かった。