２日目は「能登」の車内でスタート。
いつもながらにぐっすりは眠れない。
３時くらいに目が覚めた時に、前の席に誰もいないことに気づき、シートを乗り越えて移動し、横になって寝た。窓側に座ってたんで、通路側で寝ているＳくんを起こさないようにね。
それでも、やっぱり寝たり起きたりの繰り返し。
５時になったところで、空も明るくなってきたし、寝るのはあきらめて車窓を眺めていた。
すると、海が間近に迫り、反対の窓からは雪をかぶった山々が見えて、とてもきれいだった。
それから１時間、６時過ぎに最初の下車駅である富山駅に到着した。
明るくはなっているけど、天気が悪いのでやや薄暗い感じ。
まずは歩いて、富山城へ。
お堀の外や、城址公園からなど、いろんな角度から模擬天守(実際に建っていた物とは形などが異なる天守)を見て、写真を撮った。
お堀の周りには桜がきれいに咲いていて、外国人観光客らしきカップルが写真を撮っていた。
途中、ゴーッというすごい音がして、何かと思ったら路面電車の走る音だった。
まだ朝も早く、街全体が静かな感じだったので、より大きく感じたと思う。
帰りはその路面電車に乗って富山駅まで。
路面電車は何回乗っても、楽しい。
富山駅構内の売店で、朝食用に名物「ますのすし」の小さいバージョン「ますべん」を購入した。
ここからは特急「サンダーバード」で、福井駅まで行く。
始発だったので余裕で座れたけど、発車する時には席は全部埋まっていた感じ。
車内で「ますべん」を食べた。おいしかったぁ！
国鉄色の特急「北越」と「加越」もいた。
「北越」
「加越」
福井駅からは、越美北線に乗り換え。
２両しかない列車に、大勢の幼稚園児が乗り込んできた。
子供が苦手な僕は、嫌だなぁと思ったけど、全員が隣の車両に乗ったので、大きなストレスは感じずに済んだ。
降りたのは、越前大野駅。
レンタチャリがあったけど、歩いて散策。
朝倉義景の墓で掃除などをしているおばあちゃんが、いろいろと説明してくれた(説明された？ 笑っ)。
水琴窟の音も聞かせてくれた。
とても神秘的な音で、何度でも聞きたいくらいだった。
時間もそれほどないので、御清水にちょっと寄ってから越前大野城へ。
小高い丘の上に天守が見えた。
天守に着くころにはポツポツきはじめた。
ここに来るまでゆっくりしすぎたようで、帰りの列車まであまり時間がなくなり、天守には入ったけど１０分くらいで出て、かなりの急ぎ足で駅に戻った。
駅に着いたのは、列車の来る５分前くらいだった。
越前大野駅から越美北線の快速で福井駅に戻った。
行きの普通より１０分くらい早く着いた。
改札を出て、ここからはバスで丸岡城のある丸岡バスターミナルまで移動する。
雨も強くなり、気温も下がってきて、めちゃめちゃ寒い。
バス停に着くと、発車時刻まで微妙な時間があったので、近くの店でたこ焼きを買って食べ、温まった。
バスに乗り、４０分ほどで丸岡バスターミナルに到着。けっこう遠かった。
丸岡城まではさらに歩いて１０分弱。
重要文化財の現存天守がカッコいい。
依然、雨は降り続いていて、写真を撮るのも一苦労だ。
天守内に入り、最上階まで上る。
本物の天守はどこでもそうだが、ここの階段は特に急な感じで、怖かった。
天守内。
お土産に買ったのはテレフォンカード。
バス停に戻り、福井駅へ。
北庄城にも行きたかったけど、あまり時間がないので、福井城だけにした。
福井城址は福井県庁になっているけど、石垣とお堀が残っている。
福井駅からは特急「しらさぎ」で、長浜駅まで。
始発じゃないので座れないかなと思ったけど、車内はガラガラだった。
周遊券のエリアは敦賀駅までなので、敦賀駅から長浜駅までは、特急券を買ってある。
自由席特急券。
約１時間で長浜駅に到着。
駅から長浜城がよく見えた。
なかなか、おもしろい顔をしている。
でも、近くまで行ってみると、けっこういいデザインだった。
ただ、天気が悪いうえに日も落ち始めていて、写真をきれいに撮るのは難しかった。
歴史博物館になっている天守へ入れる時間は終了していたので(行く前から了承済み)、周囲から見て回って駅に戻った。
長浜駅からは普通で米原駅まで行き、快速に乗り換えて名古屋駅まで。
快速は、新快速と言えばのイメージが強い１１７系車両だった。
名古屋では駅の地下街で、みそカツ丼を食べた。
みそがたっぷり、ご飯も多くて、めちゃめちゃおいしく、満腹にもなった。
駅に戻り、お土産にきしめんと大好物の赤福を買い、新幹線ホームへ。
ここからは指定席を取った「ひかり」で、２３時前に東京まで戻ってきた。
長い時間、雨の中での行動となり、けっこう大変ではあったけど、充実の約２４時間だった。
ゆっくり見ることはできなかったけど、どこも桜がきれいだった。
