旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

飛島と愛知・三重の旅・3日目

きたぐに」の中で目が覚めて、降りる準備をしていると、車掌さんが声をかけてくれた。昨夜、検札の時にモーニングコールはしてくれるのかと訊くと、それはやっていないと言っていたが、ちゃんと起こしてくれるじゃないの。
5時20分、米原駅で降りる。小雨が降っていて、けっこう寒い。ここからは東海道本線名古屋駅に向かう。

名古屋駅に着き、今夜泊まるホテルの場所を確認してから地下鉄に乗った。市役所駅で降りて、名古屋城を目指す。地上に出ると、雨足がかなり強くなっている。天守閣があると思われる方へ歩いて行くが、天守閣が見えなければ、入り口もない。本当は入り口らしきものがあったのだが、ジャージ姿の生徒がたくさん入っていったので、勝手に体育館の入り口だと思い込んでしまった。後でパンフレットを見ると、そこが南口だった。
ようやく公園のような所の看板を見つけ、確認すると少し行き過ぎたようだった。しかし、その道をもうしばらく歩くと、木々の隙間から天守閣が顔をのぞかせた。雨にけぶっていて、とてもきれいだ。


開園時間まではまだ時間があるので、朝飯を食べようと思ったが、喫茶店しかない。仕方ないので、そのうちの一軒に入り、ピラフのセットを頼んだ。出てきたものは、見事に冷凍ピラフの味だった。

店を出ると、雨はすっかり上がっていた。正門に回ると、ちょうど開園時間だった。
天守閣内はエレベーター付きの完全なおもちゃ。現存する究極の城である国宝・姫路城の後に来たのが悪かったのだろうが、あまりのおもちゃ感にがっかりして、名古屋城を後にした。
天守閣自体(外見)はきれいだったが。

一度、地下鉄で名古屋駅まで戻り、今度は快速「みえ」で二見浦に向かった。島田荘司氏の『幽体離脱殺人事件』にも出てきた名所だ。
二見浦駅を出て歩き始めると、山の上の方にお城が見える。こんなところに城なんかあったかなと思いつつ、歩いた。ちなみに見えた城は「伊勢戦国時代村」の安土城だった。
かなり歩いて、ようやく着いた。天気はすっかり回復し、暑い。
二見浦と言えば、上の写真の夫婦岩だが、夫婦岩だけでなく蛙岩も良かった。


蛙岩。

願いが叶うという縄を買い、腰にこすりつけて腰痛が治りますようにと願い、奉納した。それから少しみやげ物を見て、二見浦駅に戻った。買ってきた絵はがきに駅のベンチで記入し、ポストに落とした。次はお伊勢参りだ。

伊勢市駅から真っすぐ歩き、伊勢神宮(外宮)を参拝。天照大神を含め、祀ってあるすべての社を巡り、バスで内宮に移動した。
ここでも参拝し、再びバスに乗り、伊勢市駅に戻った。
駅前のスーパーで、この辺りでしか売っていない物はないかと見てから、改札を入った。かなり歩いて疲れていたので、座れるか心配だったが、なんとか座れた。

名古屋駅に着き、マンガ「みゆき」が好きという理由だけで選んだミユキステーションホテルにチェックインして、すぐにホテルを出た。
駅の地下街をふらつき、今回の旅の目的のひとつである、みそカツ丼を食べた。おいしかったが、期待していたほどのものでもなかった。これは、店を変えて再度チャレンジしたい。