島田荘司氏の『北の夕鶴1/2の殺人』に出てきた《ぽぷら館》(小説の中ではポプラ舎)を訪ねてみたいとずっと思っていた。
スタートの夜行列車は別として、他をすべて青春18きっぷで巡るにはどうしたらよいか。行きの路線をそのまま帰ってきてはおもしろくないし、どこかで一泊しなくてはならない。そこで浮上してきたのが、新宿駅と新潟の村上駅の間を一日一往復している快速「ムーンライト」だ。これを利用して新潟経由で帰ってくれば、時間のロスもなく帰ってこられる。
しかし、これでは、朝の5時過ぎには新宿駅に着いてしまうため、2枚目の18きっぷが有効に使えない。そこで、新宿駅に着いた後に、常磐線、水戸線などに乗り、水戸などを観光してくる計画を加えて、計画はほぼ完成した。
昨年、一昨年と違い、複雑な経由がないので、乗車券の購入は楽だった。降りるのは横手駅だが、切符を手元に残すため、今回もひとつ先の後三年駅までの乗車券を購入した。最初に乗る急行「津軽」の指定席は4号車5番D席。3年連続で5番の席となった。他に快速「ムーンライト」の指定席券と青春18きっぷを購入し、切符の準備は整った。
今回は、一応2泊ということで、<旅のしおり>も作成し、あとは出発を待つだけとなった。
乗車券。
「津軽」の急行券&指定席券。
「ムーンライト」の指定席券。