旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

23区内廃線巡り

秋の遠足として、東京23区内に残る鉄道の廃線跡を巡ってきた。
屋外、同じことをしてるような人は多くてもおそらく数名、密になることもなく、コロナ禍の今やるには、もってこいの娯楽。
移動の電車内は、ちょっと混んでたけど…
行ったのは、レールや橋など、はっきりと痕跡が残っている廃線
今回、訪れたのは、深川線、晴海線、北王子線の3線の廃線跡で、いずれも貨物線。
気候も良く、気持ちのいい遠足になった。
利用したのは得意の東武東京メトロパス
初めてICバージョンにしようと思ったら、使えるのはPASMOだけでSuicaは使えなかったので、結局いつも通り切符で。

なお、廃線に関する内容は、ウィキペディアや同じようなことをしている方のブログの完全な受け売りなので、間違っている可能性もあります。

スタートは東西線木場駅
「東京メトロパスで遊ぼう! その6」で、新木場駅から歩いた道を逆から辿る感じなので、迷うことなくすたすたと。
まずは深川線を上から見ようと、しおかぜ橋を上ってみた。
橋を挟んで両サイドに使われなくなった線路が伸びている。


ただ、安全のためか、橋の両サイドに高い柵(?)があり、その柵の作りが外の非常に見づらい構造になっていて残念だった。
ひとりいた先客は手すりに上って撮影していた。



こんな感じ。
手すりに上ってる人、写ってた。

ちなみに、すぐ隣には京葉線の線路がある。
ここから地下に潜っていく。

橋を降りて、しおかぜ児童遊園に行くと、フェンスのすぐ横に線路が見えた。


線路に沿った住宅の前を歩いて、最初の写真の奥に見える車両止めの所まで。

反対側は緑が茂っていて、痕跡は何も見えず。

緑が茂ったスペースを反対側から見ると、かろうじて線路が見えた。
写真でわかるかな?


さらに線路が伸びていた方向に向かって歩く。
とは言っても、真っすぐ線路跡は歩けないので、信号のある場所を遠回り。
フェンスで区切られた狭いスペースに線路が残っている。



今までいた方向を見てみると、線路などの痕跡はないけど、鉄道が走っていたことをうかがわせる大きなスペースが残っていた。

さらに歩き、朝凪橋から豊洲運河を見ると、深川線の橋台が見えた。

川沿いの遊歩道を歩き、接近。



2つの橋台を結んだ先は通路になっている。

線路跡である通路を歩いて行くと、晴海線との分岐点跡地がある。
線路が埋められているけど、さすがに当時のままの線路ではない。

続いて、春海橋へと歩を進める。
歩道を歩いていると、目的の鉄橋が見えた!

テレビや写真で見て、行きたいと思っていた晴海線の晴海橋梁。





線路も含め、しっかり残っている。

橋を渡って月島駅まで行こうかとも思ったけど、おとなしく来た道を途中まで戻り、豊洲駅へ。
ちょっとした用があったので、有楽町線で終点の和光市駅まで。
用を済ませ、飯田橋駅まで戻り、南北線に乗り換えて、王子駅で下車。
新幹線の高架橋に沿って歩いていると、北王子線の線路が見え隠れし始めた。

さらに歩いて行くと、歩道橋があったので、登って上から見てみた。
柱などが新幹線の高架橋で、その下の線路が北王子線のもの。
ちょうど上野東京ラインの列車が走ってきた。

大きくカーブし、新幹線などの線路から離れると、踏切が。

線路も完全に残っている。


錆びてはいるけど、JR貨物の看板も健在。

線路に沿って歩いて行くと、2つめの踏切。


まだ続く線路。


2つめの踏切、第2宮江踏切から王子四丁目公園(中央の緑)方向を見ると、道路が右へ大きくカーブしている。
これが、須賀線との分岐点。


線路跡を進むと、3つめの踏切が登場。

線路は、この踏切で終了。
その先は、駐車場に。


駐車場に沿った道を行くと、鉄道が通っていた痕跡が。

再び、3つめの踏切、第1北王子踏切に戻って、線路が続いていた方向を。
正面に建つ大きなマンションが、かつてあった貨物駅、北王子駅の跡に建てられたマンション。

これにて、23区内廃線跡巡り遠足は終了。
王子駅には戻らず、王子神谷駅から南北線に乗り、帰途についた。
廃線になっても、撤去にお金がかかるからなのか、けっこう痕跡が残っている。
今回はそれが堪能でき、有意義な時間だった。
緑が多くて、見づらい場所もあったので、廃線跡を巡るのは冬の方がいいかもしれないね。
ただ、楽しい一日が過ごせたことは間違えない。