旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

青春18きっぷで甲子園から城巡りの旅・2日目

大垣夜行、臨時快速の車中、品川駅を出発してすぐに日付が変わり、2日目に突入。
眠ろうとしてもなかなか眠れず、眠ってもすぐ目が覚めるの繰り返し。
豊橋駅でしばらく停車するので、ホームに降りてみることに。
デッキまでの間、通路に横になって寝ている人がいてびっくりした
ホームに出てみると、隣には先に出た「ムーンライトながら」の姿が。
車掌さんもホームに出ていたので、ここで川崎駅までの切符を渡し、青春18きっぷに1日目の日付印を押してもらった。
そして、ストレッチなどをしてから席に戻った。
それからも寝たり起きたりを繰り返し、列車は6時41分に大垣駅に到着した。
降りて、ダッシュで階段を上り、跨線橋を渡ってホームを移動し、停車中の普通・網干行きに乗り込む。
余裕をもって座れた。
先を行っていた「ムーンライトながら」を逆転し、臨時快速の方が早く大垣駅に着くので、ムーンライト組よりも座れる可能性は圧倒的に高い。
ムーンライト組の乗り換えを待って、発車。
少しづつ乗客の数は減っていく。

目的地は甲子園だけど、滑川高校の試合は第4試合なので、時間はまだたっぷりある。
それまでは観光ということで、京都駅で降りて、奈良線に乗り換え。
2つの国際的観光都市を結ぶ路線だけど、京都から奈良への移動は近鉄を使う人がほとんどらしく、JR奈良線の車内はガラガラ。
奈良駅で乗り換えて、最初の目的地である郡山駅に到着。
大和郡山城に向かって歩き始めたけど、とにかく暑くて、汗がダラダラ。
途中の西友で水分補給をして、冷房で少し涼んだ。
トイレに入ると、Tシャツはしぼれそうなくらいだった。
大和郡山城は近鉄の線路に面していた。ここでも近鉄が有利だ。
復原櫓などを写真に撮りながら散策。
高石垣がいい感じだった。

郡山駅に戻り、大和路快速新今宮駅まで移動。
汗でビショビショのまま冷房の効いた列車に乗ったので、今度は寒くなった。
ということで、車内も空いていたのでTシャツを一度脱いだ(裸になったわけではない)。

新今宮駅からは新世界へ。
前回来た時に財布を落とした嫌な記憶もよみがえるけど…
これまた前回来た時に見つけた店に行き、買い物。
東京では見つからない物を買ったんだけど、重くて帰ってくるまで、バッグをかつぐ肩を酷使した。

続いて、新今宮駅から京橋駅へ移動。
歩いて1年半ぶりの大阪城へ。

前回は入らなかったけど、今回は天守内に入った。
中は冷房が効きまくっていて、エレベーターも完備された完全に近代的な建物で、城に来たという感じは薄かった。
完全に作り物の天守より、現存の建物をということで、天守の最上階からは現存の櫓の写真を中心に撮った。

六番櫓。

次は、いよいよ甲子園。
環状線内でラジオを聞いていると、ひとつ前の試合は延長戦に入っていた。
時間的にどうなるかと思っていたら、関大一高のサヨナラ勝ちで試合が終わってしまった。
余裕を持ちすぎて、甲子園に着くのがギリギリになるかもしれないと、ちょっとビビった。
大阪駅で降り、梅田駅からは阪神甲子園駅まで。
阪神梅田駅にあったスタンプ。

甲子園球場に着き、チケット売り場に行くと、どこも「売切」となっていた。
前の3試合すべてに関西の高校が出ていたので、観客も多かったようだ。
ヤバいと思ったけど、3塁側のアルプスは売っていた。
安堵して、すぐにチケットを買い、急いでスタンドへ。
階段を上り、アルプススタンドに出てみると、応援席は青い帽子をかぶった人たちで埋まっていた。
これは予想外。
かなり外野寄りの席に着くと、10分もしないうちに試合が始まった。

試合は滑川高校が先制。
一度は逆転されるも、再逆転。
1点差に詰め寄られるも、キャッチャー久保田くんのダメ押しタイムリーと好救援で、滑川高校が5−3で富山商業に勝った。

スリリングな試合展開での勝利に、めちゃめちゃ興奮した。
はるばる甲子園まで来て良かった。
試合後にあいさつに来た選手たち。

興奮も冷めやらぬまま、お土産に滑川高校のペナントを買い、甲子園を離れた。
ペナント。

そのまま大垣夜行で帰ってくることも考えていたけど、試合終了時間がけっこう遅かったので、別のプランを実行することに。
それは、新宮行きの夜行快速で寝ながら移動するというもの。
確実に座るために、始発駅である新大阪駅へ。
出発時間まではたっぷりの時間がある。
どこにそんな水分があるんだろうってくらい汗をかいたので、その汗を流したい。
ということで、駅の公衆電話に行き、電話帳で銭湯探し。
すると、新大阪駅近くには見つからなかったので、お隣の東淀川駅に行くことにした。
この辺は青春18きっぷを使っているので、融通が利く。
電話帳で住所、地図看板でおおよその場所を確認してから東淀川駅へ。
地図の記憶を頼りに歩くも、あると思ったあたりに行っても銭湯はない。煙突も見えない。
住宅街でかなり暗い街を進む。
と、高架橋が。新幹線の線路っぽい。
その大きさと辺りの暗さに恐怖心を覚えた。
引き返した方が良かったのかもしれないけど、さらに進むと大きな通りに出て、電話帳で調べたのとは別の銭湯を発見した。
ほっとして中に入り、汗を流し、ゆっくりと浸かり、疲れを癒した。
しっかりと水分補給もして、来た道を戻った。
かなり歩いたんで、また汗をかいたけどね。
もしかしたら、東淀川駅に戻るより、新大阪駅に戻った方が近かったかもしれない。

新大阪駅に戻って、新宮行きが出るホームで待っていると、隣のホームからは「オーシャンアロー」、「スーパーはくと」、「はるか」と次々に優等列車が発車していった。
そして、ようやくやってきた新宮行き夜行に乗り込み、4人掛けボックスの進行方向に向かって左の窓側の席をキープ。
始発の割に停車時間が短く、写真を撮っている余裕はなかった。
22時45分、新大阪駅を出発。
疲れからか、けっこうあっさりと寝落ちた。
気づくと、新大阪駅では空席が目立っていた車内も、かなり込み合ってきていた。
そのまま、寝たり起きたりで夜は更けていく。