旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

九州周遊&姫路城改修見学+Belleホームゲームツアー・7日目

6時半くらいに起きて、7時くらいからホテルの朝食。ビュッフェスタイルで200円。おにぎり、ベーコン、ゆでコーン、マカロニサラダに飲み物を持って、席に着いた。飲み物の容器に名前が書いてないので、色を見てお茶系だと思って持っていったら、見事にりんごジュースだった(笑) さらにバターロールを温めて食べて、部屋に戻った。ここの朝食、種類は少ないし味もいまいちなんだが、200円で好きなだけ食べられるというのは魅力。
8時半くらいにチェックアウトし、大きな荷物はフロントに預けた。

暑くならないように、ゆっくり歩いて姫路城に向かう。姫路城訪問は4年ぶり4回目。現在、姫路城は大天守の修理中。その修理が見学できる施設ができており、それを見るために今回は訪れた。その名も“天空の白鷺”。

まず、三の丸から1枚。

完全に覆われた大天守。覆いの上の方の左半分にある四角いのが見学施設の窓。後でこの窓からの写真も載せます。覆いの右に見える橋みたいなのが、資材などの搬入路。

入口に着くとまだ開門前だったので、しばらく周囲の写真撮影。
西の丸の櫓と塀。櫓はどちらも重要文化財


昭和の大改修前に使われていた心柱。

開門となり、インターネットで予約しておいた予約票を出し、入城料を払って中へ。
途中、リの一渡櫓が公開されていたので見学。
せっかく中に入れたのに、中の写真を撮ってなかった…

並んで展示された、江戸、明治、昭和、3代の鯱。
一番手前が昭和の物。

天空の白鷺の入口まで来た。予約時間は9時15分。同じ時間に予約した人が集合してエレベーターに乗るんだと思っていたら、一人で案内された。
当日券も発売されており、予約なしでも見られるようだ。ただし、予約券の人と当日券の人では、入場路が違い、混んでる時は当日券組は待たされる感じだ。

目の前、普段では絶対あり得ない距離に大天守を見ながら8階まで上がる。欲を言えば、もう少しエレベーターのスピードを遅くして、ゆっくり見せてほしかった。
エレベーターの中からパシャリ。

8階に到着。目の前で大天守最上階の屋根の修理をしている。ここの修理はかなり進んでいるようだ。旅中にニュースで見た、新しい鯱の姿も見えた。展示物やモニターなどもゆっくりと見て回った。

8階から見た工事の様子。


工事に内容などを説明するモニター。

じっくりと見てから、階段で7階に降りる。
7階では壁の修理が見られる。こちらは、屋根の修理も進んでおらず、積み上げられた瓦なども見られた。やはり、展示物やモニターもゆっくりと見て、写真も撮った。
7階から見た大天守


作業中の方たち。

間近で見る大天守や修理の様子ももちろん良かったのだが、それ以上に良かったのが、通常では絶対に見られない角度からの櫓たち。なにせ、工事が終われば、今いる場所は再び空中になるのだから。これは興奮材料だった。
見学施設から見た、にの門など。


見学施設から見た、西の丸。手前は三国濠。

存分に楽しんで、エレベーターで1階に戻った。ここからは見学できる櫓や門をじっくりと見て回る。過去、3度も来ていて、その度にいろいろと見ているはずなのに、また新たな発見が。こんな角度から、こんなカッコ良く小天守が見えるんだ、とか。歩き、見て、振り返って見て、写真を撮り。あまりにも楽しすぎて、気付くとニヤニヤしてた。大天守が不在(?)なのに、こんなに楽しいなんて、やっぱり姫路城は城の中でも別格だ。

今回、一番気に入った場所。ここに大天守の姿が加わったら、さらに。


化粧櫓。中に入れたのは4度目の訪問で初めて。


今回の千姫は、札で遊び中。傍らには猫の姿も。

デジカメ持参で姫路城に来たのは初めて。フィルムカメラの時はどんなに下がっても撮れなかった範囲も撮れるので、写真撮影も楽しい。城撮影にデジカメは必須だ。
工事中で見られない場所もあったけど、2時間半たっぷりと楽しんだ。

姫路では、もうひとつ目的があるので、駅方面に戻る。その目的とは、姫路モノレール廃線跡見物。4年前に訪れた時、いろいろな角度から姫路城を見たいと、レンタチャリを借りて市内をフラフラしたのだが、その時に突然目の前に現れた黒い柱と横に走る何か。
その時は何かわからないままだったのだが、しばらくして読売新聞の「梯久美子廃線紀行」というコーナーに取り上げられてるのを見て、姫路モノレール廃線跡だと知った。で、今回改めて訪れることにした。
昭和49年には運行が取りやめになり、同54年には廃止されたのだが、撤去に莫大な費用がかかるために、柱や桁が残っているらしい。
これまた、見ながらニヤニヤ。

異質でしょ。


大将軍駅跡。ビルの3階にホームという画期的な構造。


上の2枚の写真の場所を反対側から見た感じ。左端にわずかに写ってるのが、大将軍駅のあったビル。


大きな道路を挟んで、まだ続いている。道路上は撤去されてるけど。奥に写ってる列車は山陽本線。その上の橋は山陽新幹線の高架橋。

十分に楽しんでからホテルに戻り、荷物を受け取って、姫路を離れた。
次は安土城に行く計画だったが、二条城に行けないかなと思って京都駅で降りてみた。みどりの窓口で時刻表をめくると、行って帰ってきて指定を取ってある新幹線に乗るのは厳しそうなので諦めた。
すぐにホームに戻り、予定通りに安土駅へ。

駅前でレンタチャリを借り、15年ぶりの安土城訪問。前回は発掘作業の真っ最中だったので、発掘後の安土城を見ようと訪ねた。
借りたチャリ。

前回入った所からは入れなくなっていたので、大手道の方に回ると、拝観料(500円)が必要になっていた。ビックリ。
かなり厳しい大手道の石段を登る。杖も用意されていたけど、自力で。
大手道を下から。左下に写っている枝みたいなのが杖。


大手道を上から。

かなり汗をかいて、天主台に到着。

拝観料は払ったが、時間がなく、前回来た時に見てることもあり、そう見寺(そうの字を正式な文字で入力すると文字化けしちゃう)の三重塔へ行くのは諦めた。
あまりにも久しぶりだったので、どこが発掘されて、どこが前回と違ったのか、正直まったくわからなかった。

駅に戻り、チャリを返そうとすると閉まってる。呼び鈴を押すと少年が出てきた。で、辺りを探してるけど僕の書いた申込書が見当たらないようだ。少し考えて「じゃ、700円で」と。料金は1時間以内200円、2時間以内500円、4時間以内だったかなが700円。僕が借りてたのは1時間20分くらい。「1時間ちょいなんですけど」と言うと「500円」と言うので、1000円札を出した。すると、事務所(?)の鍵が閉まってておつりがないと言う。こっちもないと言うと、家(?)に戻って持ってきた。次の列車に乗らなきゃいけないってのに、対応悪過ぎ。だいたい、申し込みをした時も母親らしき人は電話しながらの対応だったし。ガイドブックにも載ってる店だからと安心して借りに行ったのに、嫌な気分にさせられた。

安土駅からは普通列車大垣駅まで。着いても眠ってたみたいで、車掌さんに声を掛けられる寸前くらいに目が覚めた。大垣駅からは特別快速で名古屋駅まで移動。あまり時間がないので、どうしようかと思ったけど、いつもの店でみそカツ丼を食べた。席に着いた直後から次々にお客さんが来たので、もう少し遅かったらフルスピードでかっこまなきゃいけなくなるところだったかも。


駅地下のキッチンなごや。もう4回目か5回目。


みそロースカツ丼。一口食べちゃいました。何度食べてもおいしい。

急ぎ目に食べ終え、新幹線ホームに移動し「ひかり」に乗車。
あら、車内検札ありだ。小田原駅で乗ってくる人がけっこういたのには、驚いた。
名古屋駅から2時間弱で東京駅に到着。長い旅は終わった。
まあ、家に着くまでが旅だけど(お約束)。

九州に初上陸し、福岡県、熊本県、鹿児島県、宮崎県、大分県、そして一応佐賀県の地も踏んだ。これで、45都道府県制覇。残るは長崎県沖縄県だけになった。
今回、福岡県に行ったとはいえ、博多にいたのはたった15分。それも駅のホームのみ。次は、福岡県、佐賀県長崎県の北九州3県の旅を実現させたい。