速攻で仕事を終わらせて家に帰ると、なんとかシャワーを浴びるだけの時間はあった。しかし、夕ご飯を食べている時間はない。ということで、親に買っておいてもらったおにぎりを持って家を出た。
上野駅に着くと、わりと余裕をもって「鳥海」に乗り込むことができた。「鳥海」に乗るのは、急行「佐渡」がなくなる時に、新潟駅まで行った帰りに乗って以来だ。しかし、その時の「鳥海」は普通の特急で、寝台特急としての「鳥海」に乗るのは初めてだ。
席はＢ寝台の下段。自分の寝台に落ち着くと、向かいの寝台の６０代くらいの男性が話しかけてきた。貧しかった時代の日本の話など、かなり長い時間話をしていた。
翌朝は、むちゃくちゃ早いので、寝台に潜って寝ることにした。寝台列車も２度目になるので、かなりぐっすりと寝られた。
