旅・たび・にっき

旅や乗り物関連のお出掛け話のブログです

姫路城と京都の旅・4日目

チェックアウトし、昨日の逆で九条駅から地下鉄で京都駅へ。コインロッカーに荷物を押し込み、行動開始。

京都での移動の定番であるバスに乗り、永観堂前まで行った。そこから歩いて、まず南禅寺を参拝。次に島田荘司氏の『占星術殺人事件』で江本くんが勤めていた、ゆどうふの店《順正》へ行き、写真に収めた。

順正。

続いて、永観堂へ行った。回廊を少しずつ登っていくと、そこには絶景が広がっていた。
永観堂からの眺め。

降りてからは、さらに歩いて哲学の小径の入り口へ。これまた『占星術殺人事件』に描かれている若王子神社や喫茶店の若王子、公園などを見た。
茶店の若王子。階段を下りて入り口付近まで入ったけど、中には入らずUターンした。

そのまま哲学の小径を銀閣寺方面に向けてゆっくり歩いた。暑かったのだが、木々が日陰を作っており、暑さをやわらげてくれた。すぐ脇を流れる疎水も爽やかさを演出している。
哲学の小径。
最後まで歩き、銀閣寺にも興味はあったけど寄らずに、銀閣寺道からバスでいったん京都駅に戻った。

京都駅から別のバスに乗り換えて、今度は嵐山に向かった。中学、高校と、ともに修学旅行で来ていながら、食事をしただけで、まったく観光できていなかった嵐山。しかし、ついに三度目の正直で渡月橋を渡った。日差しは強烈だが、桂川の流れが涼しげだ。
渡る前に渡月橋を1枚。

橋の近くに『占星術殺人事件』で石岡くんが見つけたお地蔵さんの社みたいな電話ボックスを発見。

言い得て妙。

さらに石岡くんと御手洗が犯人と対面した琴聴茶屋(琴きき茶屋)で、同じようにあんこの入っていない桜もちを食べ、抹茶を飲んだ。たしかに、あまり甘くなくておいしかった。
琴きき茶屋。

それから、これも石岡くんが乗った京福電鉄北野線(嵐電)に乗り、嵐山駅から御室駅まで行った。

嵐電の車両。雰囲気あるねぇ。

特にここという行きたい場所もなかったので、学校でやった「仁和寺にある法師」が印象に残っていた仁和寺へ。駅からは歩いてすぐだった。
五重塔がきれいだった。

蓮華寺にも寄ってから、今度はバスで北野天満宮に移動。すでに閉門時間は過ぎており、ほとんど人のいない北野天満宮の境内を見てまわり、平野神社にも寄ってから、バスで京都駅に戻った。

帰りの列車までは、まだまだ時間があるので、とりあえず地元民の嫌われもの京都タワーに上ってみることにした。と、これが大失敗。展望台に着くと、若者からお年寄りまで、自分以外全員、本当に例外なく全員がカップル。非常に居心地が悪く、暗くなりかけで辺りもよく見えないので、早めに退散した。
それから、そのまま京都タワーの地下にあるタワー浴場に行き、20時半の営業時間終了直前までゆっくりと浸かり、汗を流した。でっかい風呂は気持ちがいい。
さっぱりして風呂を出てからはみやげ物を買い、夕飯を食べようと外に出た。しかし、京都の夜は早い。地下街の飲食店街も閉まってしまっていた。何が悲しくて、京都まで来て、駅のホームでローソンのおにぎりとサンドウィッチを食べなくてはならないのか。
京都から夜行列車で帰ってくるプランなど、絶対に立てるものではないという教訓を得た。

家に電話を入れていると、寝台急行「銀河」が京都駅の長い1番線ホームに滑り込んできた。
22時46分、「銀河」とともに京都を離れた。何度となく夜行列車には乗っているが、寝台列車は初めてだ。眠れないのではないかと思ったが、疲れていたのか、わりとしっかり寝ることができた。


「銀河」の急行券&B寝台券。