<はじめに>
この旅に関しては、当時の文章が残っていない。
旅のしおりも作っていない。
旅と言っても、列車に乗って上野駅と新潟駅を往復しただけで、観光もしていない。
ということで、当初はこのブログに乗せるつもりはなかった。
しかし、初めてのひとりでの遠出であり、写真もけっこうあるので、番外編的に乗せることにした。
1985年3月14日、国鉄のダイヤ大改正で多くの優等列車が姿を消すことになった。
その中には、母の実家に行く時に利用していた急行「佐渡」も。
ということで、「佐渡」に乗ることだけを目的に新潟まで行ってきた。
行きの乗車券。
「佐渡」の急行券&指定席券。
まず、上野駅まで行き、急行「佐渡」を待つ。
まだ中学生だったので、上野駅までついてきた父が撮影。「佐渡」のサボと僕。古い写真だけど、一応顔は隠した。
自分の席で出発を待つ僕。
いよいよ出発。ひとりという緊張感みたいなものはなかったように思う。
上の写真でもわかるように、座席は固定式クロスシート。当然のように周りには見ず知らずの乗客が。
たしか、おばあちゃん、お母さん、子供の3人連れだったと思う。一人旅だと話したのか、出発直前までいた父が話したのかは記憶にないが、いろいろと気を遣ってもらった。特にアーモンドチョコをもらったことはよく覚えている。
母の実家に行く時に利用していた東三条駅。いつもここで降りていたので、ここから先は未知の領域。
無事に新潟駅に到着。
新潟駅。
駅から離れた記憶はないので、上の写真を撮ったくらいで駅に戻って、ホームなどを見て回りながら、写真を撮っていたと思う。
滞在時間は1時間もなかったかな。
上りの「佐渡」の発車案内。
ただ、帰りに乗るのは「佐渡」じゃない。いくら、さよなら「佐渡」の旅とはいえ、往復同じ列車じゃつまらないと思ったのか、時間の関係かは覚えていない。
隣のホームに停車中の特急「雷鳥」。JNRのマークが懐かしい。
帰りは、まず普通列車で新津駅まで。
乗ったのは、長岡行き。
新津駅に着いて、駅の外に出てみると、雪が降っていた。
新津駅。
帰りの乗車券。予めではなく、新津駅で買ったようで。
帰りの「鳥海」の座席指定特急券。
新津駅からは特急「鳥海」で、上野駅まで戻ってくる。
ホームに入ってくる「鳥海」。ヘッドマークはなかった。
車両は、昼夜兼用の583系。
車内の様子。記憶にはないけど、乗客はまばら。
夜、寝台列車として運行される時は、座席の上のここから寝台が現れる。
この旅とは直接関係ないけれど、寝台がセッティングされる貴重な動画があるので、リンクを貼っておく。
https://youtu.be/_em7cUZ06qY
あとは帰るだけなので、窓の外を見たり、車内を回って撮影したりして、楽しんだ。
新潟県内は、けっこう雪が積もっていた。
帰りは、上野駅で出迎えられた記憶はないので、ひとりで帰ってきたと思う。
まぁ、東京へはちょくちょく遊びに行っていたし、ちょっと遠出をしただけで、上野駅から帰ってくるなんていうのは、どうってことないことだからね。
<おまけ>
切符を入れる袋。国鉄!